やっていくしか道はない

広く薄く趣味とかやって生きていく人間の様

キリスト教というか聖書というか、の教養

洋画を観たり洋ゲーを遊んでしばしば感じるのが、「これ、キリスト教の知識(教養)があったらもっと深く理解できるんだろうな」ということ。

 

信仰、神、罰といった宗教的なテーマを扱った作品は海外に沢山ある。

キリストや聖書といったワードが明示されてはいなくても、暗黙的にキリスト教的価値観がテーマとして扱われていることは多い。

あるいは作品のテーマそのものではなくても、作中の何気ない描写の中にキリスト教的価値観やキリスト教圏分化に基づいた、根ざしたものは含まれていることだろう。

 

こうした作品を、多分大半の日本人は真に理解できていないのではないか。



やや極端な例かもしれないが、自分が好きなBlasphemousというゲームがある。

 

 

スペイン産のメトロイドヴァニア

中世ヨーロッパ???っぽい景観や衣装、宗教芸術や宗教史上の逸話をモデルにしたオブジェクト・エネミー等、デザインの随所にキリスト教圏文化の影響を強く感じさせる。

 

デザインもさることながら、ストーリーも思いっきり宗教的。

 

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まずゲーム開始が「巡礼」

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プロローグ

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初っ端で出会う謎の男

 

………こんな感じで、めちゃくちゃ「っぽい」ストーリーが展開される。

架空の世界が舞台ではあるが、明らかに聖書をモデルにしたストーリーが世界観の下地としてある。

自分に分かるのはそこまでで、具体的な内容はっきり言って全く理解できない。

ところどころで見られる意味ありげな描写も、何を暗示しているのだろうが、自分には何が何だかさっぱり。

 

海外ニキでも考察動画を出していたりする様を見るに、教養があっても難解なストーリーではあるらしい。

そんなものを日本人が理解できないのは当然だろう。

 

しかし何も分からなくても、ゲームから伝わってくる独特の「雰囲気」は大変好きなのだ。

好きだからこそ、もっと理解できたらと思う。

 

 

ゲームならあとは、OutLast2もいい例か。

 

 

こちらははっきりとキリスト教のモチーフ(十字架)が登場するように、キリスト教への信仰心がストーリーに大きく関係している。

関係しているのは分かるが、やはり内容はろくに理解できない。

 

 

同じような作品が、洋画や洋書については枚挙に暇がないくらいあるだろう。

あとはクラシック音楽なんかも宗教とは繋がりが深いようだし。

 

 


 

 

キリスト教的価値観を知るためには、やはり聖書を手に取るのが唯一の選択肢なのだろうか。

 

聖書はかなりの分量があり、文章も読みにくく内容もつまらない(というか、何言ってるのか分からない)から、読破するにはかなりの気力がいるらしい。

(おまけに値段もそこそこ)

 

解説書というか、ガイド本みたいなのがあるから、読むとしたらそれとセットだろう。

宗教画の解説本も一緒に読んだら視覚的なイメージができて良いかもしれない。



以前から挑戦してみたい気はあって、amazonの欲しいものリストに聖書がずっと入っているんだけど、上述の通りすぐ投げ出しそうなのと、他にやりたいことが色々あることから二の足を踏んでいる。

でもそうやって、「興味あるけどいつかでいいや」って後回しにするのは良くないよなとも最近よく思う。